キャビンアテンダント(客室乗務員)になるには?


必要な学歴や各種採用条件

キャビンアテンダントは昔から人気の高いといわれる職業で、1度はなってみたいと考えたことのある人も多いのではないでしょうか。主な仕事は、機内で安心かつ快適に過ごしていただけるよう行うドリンクサービス等の「機内サービス」と、緊急時には乗客の安全を守ると「保安管理」の2つがあります。

とはいえ、そのような人気のある職業にどうやって就けば良いのかということは意外に分からない人も多いと思います。
そこでこの記事ではキャビンアテンダントになるために必要なことについて解説をしています。

学歴や年齢制限、必要な資格などキャビンアテンダントになるにあたって必須とされる条件について分かりやすく解説をしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

キャビンアテンダントになるために必要な学歴

キャビンアテンダントになるために、多くの航空会社では専門学校・短大・大学卒業以上の学歴が必要です。

たとえばカタール航空(※)やJ-AIR(※)では高校卒業以上で所定の条件を満たせば応募できますが、それ以外の航空会社の多くが専門学校・短大・大学卒業以上が最低学歴となっています。(※ 2018年4月現在)

まとめると、キャビンアテンダントに必要な学歴は高卒~4大卒以上であり、その条件は各会社によって大きく異なるといえます。高卒でも構いませんが、受験できる会社がかなり限定されます。やはり、専門学校・短大・大学に進学することでチャンスが広がると言えるでしょう。

年齢や身体条件は?制限はある?

キャビンアテンダントの募集要項には

  • 身長
  • 視力
  • 年齢

のいずれかの制限がある場合があります。

まず身長に関してですが、前述のカタール航空では157.5cm以上としていますが、現在ではその記述がない航空会社が多くなっています。それは、機体のコンパクト化で昔のような身長規定<160cm程度(収納棚の位置がちょうど160cm程度で届くようになるから)>という規定はほとんど見かけなくなりました。

ただし、外資系企業の会社では身長160cm以上が応募条件になっていることもあるので、もし外資系に就職したい場合は要確認事項であることを覚えておいたほうが良いでしょう。

次に視力ですが、キャビンアテンダントは緊急時において、たとえ雨天時など悪天候であっても乗客に対し的確な指示をしなくてはなりません。

そのため、募集要項においては矯正視力を0.8 ~1.0程度要求されることがあります。視力が悪い人の場合はコンタクトレンズでカバーできます。航空機の中は揺れますので、メガネが飛んで壊れてしまう恐れがあり、基本的にキャビンアテンダントはメガネをかけることができません。コンタクトレンズをつけて矯正視力が1.0以上あればほとんどの場合、問題ありません。

このようにキャビンアテンダントの募集要項には3つの点において条件が設けられており、実際に応募する際にはそれらの条件が自分の状態と合致しているか、しっかりと確認しておきましょう。

ちなみに、採用試験は新卒試験と既卒試験(経験者中途採用)の2種類です。新卒試験は、専門学校・短大・大学卒業予定者を対象としています。

なるために必要な資格や推奨される資格はある?

キャビンアテンダントに必要な能力のうち、語学力は特に重要です。募集要項にもTOEIC500~600点以上の語学力が条件として記載されています。外資系では、TOEIC600~800点以上が応募条件とされています。英語以外の資格で、キャビンアテンダントとして就職するために持っていると有利な資格は、第二外国語に関する資格や、手話技能検定、看護系の資格などがあります。第二外国語に関しては、アジア周辺国の言語や、外資系であれば本社のある場所の言語を勉強しておくといいでしょう。

とはいえ、キャビンアテンダントになるために必要な最低限の資格は、募集要項に記載のある通りのTOEIC500~600点以上の語学力です。資格をたくさん持っているほうが有利ということはなく、「資格を持っているあなたはどのようなサービスができますか?」ということが問われているとお考えください。

看護師資格を持っている人の場合は、お客様に万が一のことがあった場合は救命に参加できますし、第二外国語に堪能であれば、英語を使わない国からのお客様の要望を丁寧に聞き取ることができます。

また、大手航空会社のキャビンアテンダントで勤務する場合、「ベース空港」を拠点としてフライトをすることになります。例えば関西空港ベースとなった場合、関西空港近郊への転居が必要となる場合があります。

英語はできたほうがいい?

前述のとおり、キャビンアテンダントにおいては英検やそれに準ずる英語試験での好成績を求められることが多くあります。
英語のレベルについては、ネイティブ並みの語学力までは不要ですが、できるに越したことはありません。少なくとも、多くの航空会社の採用基準とされているTOEIC500~600点以上は確保しておきたいところです。
TOEICを受験したことがない人のために目安をお伝えすると、英検2級程度の語学力があればTOEIC500~600点を取ることができると言われています。TOEICは990点満点で英語のコミュニケーション能力を測るための試験です。リスニングセクションと、リーディングセクションで構成されています。興味があれば早めに受験して慣れておくといいでしょう。

採用試験の倍率はどれくらい?難しい?

航空会社は人気の業界ですので、応募倍率は決して低くはありませんが、以前ほど倍率は高くない傾向にあります。というのも、女性が働くことのできる職場が増えたため、相対的に倍率が下がっていると考えられます。それでも人気の職種には変わりないので、倍率が少し下がったからと言って簡単になったとは言えません。

どんな学校を選べばいいのか?

キャビンアテンダントになるためには、専門学校・短大・大学などの選択肢があります。もし、早い段階からキャビンアテンダントに的を絞って就職したいのであれば専門学校がおすすめです。

専門学校は2年課程なので、大学よりも早くに就職することができます。また、航空会社採用試験合格に必要となる語学力の向上と面接指導等に重点を置いて学ぶことができますので、専門学校はキャビンアテンダントになるための近道とも言えます。どの専門学校でも良いというわけではなく、エアライン学科などのキャビンアテンダント志望者向けの学科・コースがある専門学校を選びましょう。

「大学」や「短大」の場合は、外国語や観光に関連した学部生の応募が多くみられます。そういう大学の中にはエアライン業界向けの就職対策講座を設置している学校もあります。

キャビンアテンダントのお給料について

キャビンアテンダントを採用している企業により雇用形態が様々です。「正社員」として採用している企業もあれば、「契約社員」として採用している企業もあります。「正社員」は基本給に基づく給料になりますが、「契約社員」の場合は時給制となりますので、乗務時間に応じて給料が支給されることになります。目指す航空会社の雇用形態と給与体系を事前に確認されることをおすすめします。

まとめ

今回はキャビンアテンダントになるための方法や必要な資格、学校選びについてご紹介しました。これからキャビンアテンダントを目指す方は、ぜひ参考にしてください。

  1. 多くの場合、キャビンアテンダントになるには、専門学校・短大卒以上の学歴が必要です。
    キャビンアテンダントとしていち早く就職したい場合は、必要なカリキュラムが整っている専門学校がおススメ。大学でも対策講座を設置している学校がありますので、大学から目指す方は就職指導体制の確認が必要です。
  2. 英検2級以上やそれと同等レベルの英語力が要求されるケースが多く、受験時にTOEIC500~600点以上のスコアを要求されます。
  3. 非常に人気のある職業のため、倍率はかなり高くなりがち。事前に、面接など航空業界向けの就職対策をしておくことが重要といえます。
  4. キャビンアテンダントの仕事は、「機内サービス」と「保安業務」に分けられます。またベース空港を拠点としてフライトすることになり、ベース空港近郊への転居が必要となる場合があります。
  5. キャビンアテンダントは航空会社により、雇用形態(正社員 or 契約社員)が異なっているので、事前に希望する企業の雇用条件を確認することをおすすめします。