鉄道運転士(電車運転士) になるには?


必要とされる資格や学歴、そして学校選びのコツを解説

鉄道運転士(電車運転士)になるには、どのような資格が必要なのでしょうか?今回は、電車運転士の仕事内容や、必要とされる資格や学歴、そして学校選びのコツを解説します。

鉄道運転士とは?仕事内容は?

鉄道運転士の仕事は、目的地まで旅客や貨物を安全に輸送することです。また、車両の点検や他の運転士への引き継ぎ、事故や災害が起こった時の乗客の安全確保なども業務に含まれます。

鉄道運転士になるために必要な国家資格

鉄道運転士になるためには、国家資格である「動力車操縦者運転免許試験」を受験し合格する必要があります。詳しい規程は、「動力車操縦者運転免許に関する省令」に定められています。

試験内容は、以下のようなものがあります。

第八条の五 技能試験は、次に掲げる事項について行う。
一 速度観測
二 距離目測
三 制動機の操作
四 制動機以外の機器の取扱
五 定時運転
六 非常の場合の措置
出典:動力車操縦者運転免許に関する省令 より引用

また、以下のケースでは試験の全部または一部の免除があります。

(試験の免除)
第九条 次の各号のいずれかに掲げる者にあつては、別表四に定めるところにより、試験の全部又は一部を免除する。
一 国土交通大臣の指定した動力車の操縦に関する講習を行う施設(以下「養成所」という。)の講習課程を修了した者であつて、修了後二年を経過しないもの
二 学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)による高等学校(旧中学校令(昭和十八年勅令第三十六号)による工業学校を含む。)又はこれと同等以上の学校の機械科又は電気科の卒業者であつて、在学中動力車の構造及び機能に関する科目を修得したもの
三 運転免許を受けている者であつて、他の種類の運転免許を受けようとするもの
四 道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第八十四条第四項の大型自動車第二種免許を受けている者
出典:動力車操縦者運転免許に関する省令 より引用

鉄道運転士になるためのルート

鉄道運転士になるには、まず鉄道会社の採用試験を受験し、入社します。入社後、車掌や駅務員などを経験した後、適性検査を受験します。

この段階で適性があると判断されれば、鉄道会社内の動力車操縦者養成所に入り、8~9ヶ月の訓練を受けて動力車操縦者運転免許試験を受験します。その試験に合格すれば、晴れて鉄道運転士になることができます。
※動力車操縦者養成所を修了した者については、試験の一部または全部の免除があります。

もし、鉄道会社に動力車操縦者養成所がない場合は、養成所に入らずに動力車操縦者運転免許試験を受検します。

鉄道運転士の収入・年収

厚生労働省が発表した、「平成29年賃金構造基本統計調査」によれば、鉄道運転士の平均的な収入は、平均年齢39.2才、平均勤続年数19年、10人以上の企業規模においては月給約40万円でした。また、年間賞与その他特別給与額は約158万円。年収にすると、約643万円になります。

また、近年、鉄道運転士は男性だけではなく、女性も活躍しています。

鉄道運転士になるための学校選びのコツ

鉄道運転士を目指す場合は、鉄道会社の採用試験に合格しないといけませんが、多くの鉄道会社では、総合職採用とプロフェッショナル採用(会社により名称異なる)があります。鉄道運転士の場合はプロフェッショナル採用の合格を目指します。

そのためには、鉄道会社が実施する採用試験の対策が必要になりますので、面接対策、筆記試験対策、鉄道会社の多くが実施される適性検査対策等の就活対策がしっかりしている学校を選びましょう。

たとえば、駿台観光&外語ビジネス専門学校では、充実の就職対策カリキュラムで毎年多くの鉄道会社内定者を輩出し、西日本(関西・中四国・九州)はもちろん、東日本(首都圏・北海道等)の鉄道会社で多くの卒業生が活躍しています。

まとめ

  1. 鉄道運転士の仕事は旅客や貨物の安全な輸送だけではない鉄道運転士は旅客や貨物の輸送がメインですが、それ以外にも、車両の点検や交代運転士への引き継ぎ、事故や災害など、緊急時の乗客の安全確保といった業務も含まれます。
  2. 鉄道運転士になるために必要な資格は「動力車操縦者運転免許試験」鉄道運転士になるためには、国家資格の「動力車操縦者運転免許試験」に合格する必要があります。動力車操縦者養成所を修了している場合は、試験の一部または全部の免除があります。
  3. 鉄道運転士の平均年収は約643万円勤続年数や企業規模によって変動はありますが、鉄道運転士の平均年収は約643万円(平均年齢39.2才、平均勤続年数19年、10人以上の企業規模の場合)です。月給は約40万円、賞与は約158万円となっています。
  4. 鉄道運転士を目指すなら、鉄道サービス学科がある専門学校に進学大学生でもプロフェッショナル職を受験できます(会社により異なる)が、鉄道会社に向けた対策講座を実施している大学をあまり聞いたことがありませんので、就職対策のことを考えるとやはり実績のある専門学校の方がオススメといえます。逆に総合職を目指される場合は大学進学がおススメといえます。

今回は、鉄道運転士の仕事内容や、必要な資格、学校選びのコツなどをご紹介しました。鉄道会社の採用試験合格に的を絞った勉強ができ、実績のある専門学校でぜひ学んでください。