中国語検定試験を受けて就職・転職に活かそう!


試験の概要と合格のコツを解説

将来中国語を活かした仕事をしたいものの、具体的に何をすれば良いかわからないとお悩みではないでしょうか?そんな方におすすめなのが、中国語検定試験です。

この記事では、中国語検定試験の概要と合格のコツについて解説するのでぜひ参考にしてみてください。

また、中国語運用能力を身につける際、専門学校を活用するのも一つの手です。記事の最後に駿台観光&外語ビジネス専門学校の中国語学科を紹介するので、検討してみてはいかがでしょうか。

中国語検定試験とは?

中国語検定試験とは、日本中国語検定協会が主催する資格試験のことです。ここでは以下3つについて説明します。

  • ●試験の概要
  • ●出題内容と合格基準
  • ●中国語検定試験とHSKの違い

◇試験の概要

中国語検定試験は、おもに日本語を母語とする中国語学習者が対象です。中国語に限らず外国語学習においては、読む・聞く・話す・書くの4技能が求められます。中国語検定は、これら4技能すべてにおいて重要な「訳す」能力が重視された試験です。

中国語検定は、全6級(準4級・4級・3級・2級・準1級・1級)に分かれており、級によって試験内容・合格基準などが異なります。そして、準1級と1級では一次試験合格者および一次試験免除者を対象にオンラインの二次試験も実施され、より高度な中国語運用能力が問われます。

受験資格に制限はなく、試験が実施されるのは3月・6月・11月の第4日曜日です(1級試験は11月のみ)。

◇出題内容と合格基準

一次試験にはリスニング(L)と筆記(W)の試験があります。

出題内容 配点(点) 合格基準点(点)
準4級 基礎単語約500
日常あいさつ語約80 など
L50
W50
合計60
4級 常用語約1,000 など L100
W100
L60
W60
3級 常用語約2,000 など L65
W65
2級 日常生活全般および社会生活の基本的事項における中国語 など L70
W70
準1級 日常生活および社会生活全般における、新聞・雑誌・文学作品・実用文のほか、時事用語などを含むやや難度の高い中国語 など L75
W75
1級 日常生活および社会生活全般における、新聞・雑誌・文学作品・実用文のほか、時事用語などを含む難度の高い中国語 など L85
W85

出典:日本中国語検定協会

◇中国語検定試験とHSKの違い

中国語の資格として、中国語検定試験とよく比較されるものに、HSKがあります。HSKとの大きな違いは、受験の対象者と出題の言語です。中国語検定試験は、日本人学習者を対象として日本語で出題されるのに対し、HSKは世界各国の学習者を対象として中国語で出題されます。

また、中国語検定試験では読解力・聴解能力・翻訳能力が問われる一方で、HSKでは中国語の運用能力が問われます。そのため、日本企業で中国語の能力を活かしたい方は中国語検定を、中国や中国企業で働きたい方や中国の大学へ留学したい方はHSKの受験がおすすめです。

その他にも、試験の開催日程に違いがあります。中国語検定試験は年3回ですが、HSKは最大で年12回行なわれます。

中国語検定試験を受けるメリット

ここまでおもに中国語検定試験の概要について説明してきましたが、中国語検定試験の受験にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

特にメリットとして挙げられるのは、日本語と中国語両方の能力が必要な仕事への就職・転職に役立つことです。具体的な仕事としては、観光ガイド、通訳・翻訳、ホテルスタッフ、空港スタッフなどが挙げられます。

中国語を仕事で活かすのであれば、日常会話ができる3級以上の取得が望ましいとされています。3級というと常用語約2,000から出題されるレベルで、受験を決める前にどのような語句が出てくるのか確認しておくとイメージがつかみやすいでしょう。

中国語検定試験に合格するには?

中国語検定試験は、1問あたりの配点が高く、合格には正確性が求められます。そのため、過去問を繰り返し解いて試験形式に慣れておき、見直しの時間をとれるよう、時間配分を調整することがポイントです。

また、リスニングと筆記両方の対策が必要になってきます。リスニングの勉強法としておすすめなのがディクテーションとシャドーイングです。耳と手と口で学習することで音と文字をリンクさせてインプットできるため、中国語が身につきやすくなります。

そして筆記は、単語を例文と併せて覚えるとよいでしょう。例文を一緒に覚えることで、単語を使う場面を具体的にイメージしてみてください。

まとめ

今回は、中国語を活かした就職や転職の第一歩として、中国語検定試験を紹介しました。資格試験の勉強は中国語レベルの底上げにもつながるため、ぜひ受験してみてください。

なお、駿台観光&外語ビジネス専門学校の中国語学科では、少人数クラスで経験豊かな中国と日本の講師のきめ細やかな指導により効率的に学習できます。気になる方は、以下のページから詳細をご覧ください。

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