ホテルのフロントが覚えるべき接客用語をご紹介!
覚えて正しく使いこなそう
ホテルで働くためには、接客用語を正しく覚える必要があります。接客用語が正しくないと、間違った受け答えをしてしまったり、お客様に失礼な対応をしてしまったりする可能性があるためです。
そこで今回は、ホテルスタッフが覚えるべき接客用語をご紹介します。併せて、間違えやすい接客用語も解説しますので、これからホテル業界を目指す方は参考にしてください。
ホテルスタッフを目指したいという方には、駿台観光&外語ビジネスカレッジ大阪のホテル学科で学習することをおすすめします。詳しくは記事の最後で解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ホテルのフロントに欠かせない接客用語
まずは、接客業で広く使われる基本表現「接客7大用語」について解説します。どれもホテルのフロントに欠かせない接客用語なので、しっかりと目を通しておいてください。
また、これらの接客用語は、正しく使いこなせるように意識しておくことも大事です。聞いたことがある言葉も多いかもしれませんが、あらためて注意点や効果などを確認してきましょう。
◇①いらっしゃいませ
「いらっしゃいませ」は、お客様を出迎えるときに使う言葉です。語尾を伸ばさないように注意して、心を込めて言いましょう。
お客様をお出迎えした際、最初にかける言葉なので、笑顔で優しいトーンで使えるようにすることも必要です。ホテルの第一印象が、この言葉だけで決まるといっても過言ではありません。
◇②申し訳ございません
「申し訳ございません」は、お客様にご迷惑をおかけしてしまった際に使う言葉です。誠心誠意、気持ちのこもった表情を意識しましょう。
ミスをしてしまった際は、この言葉をすぐに言えるかどうかで印象も変わってきます。気持ちを込めれば、きっとお客様にも伝わるはずです。
◇③恐れ入ります
「恐れ入ります」という言葉には、感謝を伝える「ありがとうございます」の意味と、頼みごとをするときに伝える「恐縮」の意味があります。
感謝の言葉として伝える場合、お客様からお褒めの言葉をいただいたときなどに使用します。また、お客様に頼みごとをする場合は、相手の気分を害さないよう、初めにクッション言葉として「恐れ入りますが」を使いましょう。
◇④ありがとうございます
「ありがとうございます」は、接客業の基本である感謝の気持ちを伝える言葉です。自然な笑顔で、心を込めて伝えることが大切です。
最大限、お客様に感謝の気持ちを伝えることで、「またこのホテルに来たい」と思ってもらえるかもしれません。
◇⑤かしこまりました
「かしこまりました」は、お客様からの注文や要望に対して承諾の気持ちを伝える際に使う言葉です。「了解しました」「わかりました」ではなく、「かしこまりました」を使うことで、お客様に敬意を示すことができます。
特に、「了解」という言葉は目上の人が目下の人に使う言葉のため、不快に感じるお客様もいるかもしれません。失礼を避けるためにも「かしこまりました」を使うようにしてください。
◇⑥少々お待ちください
接客中にその場を離れる必要があれば、「少々お待ちください」と一言伝えることが大切です。また、「少々お待ちくださいませ」「少々お待ちいただけますでしょうか」は、より丁寧な表現になります。
◇⑦お待たせいたしました
時間の長さに関係なく、お客様をお待たせした場合は「お待たせしました」と伝える必要があります。長時間であれば、「大変お待たせいたしました」と伝えましょう。
間違えやすいホテルのフロント接客用語
続いて、間違いやすいホテルのフロント接客用語をご紹介します。ついつい使ってしまいがちな用語もあるので、間違えて使っていないかを確認しましょう。
◇①~になります
事実のみを述べる際に「~になります」と言うのは、間違った使い方です。例えば、「こちらがお部屋になります」などが挙げられるでしょう。この場合は「~でございます」と伝えるのが適切です。
ただし、対象物が他のものに変化したときなら「~になります」で構いません。
◇②~円から
「~円から」などといった言葉の「~から」は不要です。お金を受け取る際は、「~円、お預かりします」と伝えるようにしましょう。
例えば、ものを受け取る際に「~をお預かりします」と言うことをイメージすると、わかりやすくなります。
◇③よろしかったでしょうか
つい使ってしまうかもしれませんが、「よろしかったでしょうか」も誤用です。正しくは「よろしいでしょうか」です。
これは相手に確認したり、了承を得たりする際に使う言葉です。問題ないかどうか確認しているのは現在であるため、過去形を使う必要はありません。
◇④なるほどですね
「なるほどですね」という言葉は、「なるほど」と「そうですね」が合わさってできた、誤った言葉です。そのため、同意を示す際は「おっしゃる通りです」、またはシンプルに「はい」とするのがよいでしょう。
この他にも、無理やり敬語にした結果、誤って使っている言葉があります。事前に誤用していないかを調べて、正しい言葉を覚えましょう。
まとめ
ホテルのフロントでは、接客用語を正しく使うことが重要です。接客の際に気持ちの良い声がけをすれば、お客様も喜んでくれるでしょう。
また、ホテルスタッフを目指している方には「駿台観光&外語ビジネスカレッジ大阪」のホテル学科がおすすめです。ホテル業界で役立つ英語やホテルスタッフに欠かせないスキルなど、さまざまなことを学べるのがホテル学科の大きなメリットです。
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