ブライダルの意味とは?


語源やウェディングとの違いを解説

「将来、結婚式に関連した仕事がしたい!」と思っている皆さん、あなたの志望業界は、ブライダル業界ですか、それとも、ウェディング業界でしょうか。

ブライダルとウェディングの違いをさっと言うことができますか?

「似たような意味合いでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実は違うのです!ブライダルとウェディングはどう違うのか、今回は詳しく解説します。

ブライダル(bridal)の意味や語源

ブライダルとは英語でbridalと書きます。

bride(ブライド)の形容詞です。辞書を調べてみると、花嫁、新婦という意味合いであることがわかります。

日本でも、ジューンブライド(June bride)という言葉の知名度は高いのではないでしょうか。

6月の花嫁という意味ですね。6月に結婚式を挙げると、一生幸せに暮らせるというジンクスがありますが、日本の6月は、ジトジトしている梅雨です。

なぜ、梅雨の時期、花嫁が幸せだと言われているのかというと、June brideのJune(6月)の部分に意味があります。Juneはローマ神話の主神の妻、ユノに由来すると言われており、ユノは家庭の守り神なのだそうです。

また、日本では6月は梅雨ですが、ヨーロッパでは大変天候の良い季節ですので、結婚式に向いているという説もあります。

確かに、ジューンブライドは日本由来の風習ではありませんので、こういった季節感にギャップが感じられることがあるのかもしれませんね。いずれにしても、どの季節に結婚しても花嫁花婿が幸せだと良いですね。

さて、ブライド(bride)は、「花嫁」という意味で、ブライダル(bridal)は「花嫁の~」という意味です。
たとえば、ブライダルエステとは、花嫁のエステということになりますね。

ブライダルサロンは花嫁のサロンということになりそうなのですが、実際は挙式の打ち合わせなど花嫁だけではなく花婿に向けたこともしています。

花嫁の、という意味を超えて結婚式に関わることを指すようになったと考えられるでしょう。

ウェディング(wedding)の意味や語源

さて、一方ウェディングは英語でweddingであり、結婚式、婚礼、結婚式用のという意味合いがあります。つまり、結婚式そのものを指している言葉であり、披露宴も含みます。

結婚式のドレスは、ウェディングドレスと言いますよね。

結婚式で使うケーキは、ウェディングケーキです。ウェディングは、結婚式そのものや、結婚式のためのなにかを指す言葉だと覚えておくと良いでしょう。

ブライダルとウェディングの違いとは?

ブライダルは「花嫁の」、という意味でしたね。一方で、ウエディングは「結婚式の」、という意味でした。

だから、結婚式で使うケーキはウエディングケーキ(結婚式のケーキ)であって、ブライダルケーキ(花嫁のケーキ)ではないのです。また、花嫁が結婚式前によく行うエステは、ブライダルエステ(花嫁のエステ)であって、ウエディングエステ(結婚式のエステ)ではないのです。

ブライダルとウエディングの違いはお分かりいただけましたか。

マリッジは?

ところで、マリッジブルーなどと言いますが、マリッジ(marriage)はどのような意味なのでしょうか。
marriageは、結婚という意味の名詞です。結婚そのものを指します。結婚式ではありません。

でも、日本語でマリッジブルーと言いますよね。
結婚する前に精神的に不安定になってしまう状態のことをマリッジブルーと言ったりしますが、実はマリッジブルーは英語ではなく、和製英語なのです。

英語でマリッジブルーのことは、「Pre-wedding doubt」(結婚式前の疑問、疑問の部分が神経質になったりもします)という表現をします。実際、英語圏の方にマリッジブルーと言っても通じませんよ。

ちなみに、マリアージュというのは、フランス語で、mariageと書きます。結婚や、結婚式、結婚生活という意味合いがあります。

まとめ

今回は、ブライダルとウェディング、さらにはマリッジの違いをご紹介しました。具体的には、ブライダルは「花嫁の~」という意味があり、ウェディングは結婚式や披露宴そのものを指します。

ただし、元の意味合いを離れて結婚式やその周辺のことでも、ブライダルやウェディングという言葉がつく場合があります(例・挙式の相談から、当日までをサポートする仕事をする人のことを「ウエディングプランナー」とする企業もあれば、「ブライダルプランナー」という名称で呼ぶ企業もあります。)ので、両者の具体的な違いはあまりないのかもしれません。

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