グランドスタッフに必要な資格とは?


語学・航空・スキルに役立つ資格

空港の出発ゲートにおける無線機を使ったお客様の誘導や、チェックインカウンターにおける航空券発券作業、さらにロストバゲージ対応など、グランドスタッフの仕事は多岐にわたります。バラエティに富んだグランドスタッフの仕事のすべてに共通しているのは、「お客様と直に接する機会が多い」仕事であるということです。

この記事では、憧れる人も多いグランドスタッフになるために必要な資格について、分野・系統別にご紹介していきます。

グランドスタッフに欠かせない語学系資格

はじめに、グランドスタッフに特に欠かせない語学系資格について見ていきましょう。

TOEIC

グランドスタッフの採用試験では、TOEIC550点以上を応募条件に設定されている場合が多いです。ただし、このスコアはあくまで最低合格ラインの目安としての話です。実務に入るとそれ以上の英語力が求められるシーンも多いため、常にスキルアップを心がける必要があります。

英検

グランドスタッフの採用試験では、英検の場合は2級を取得していることが応募条件の目安となりますが、最近では英検よりTOEICを重視する傾向にあります。

観光英語検定

観光英語検定とは観光分野に特化した英語スキルを測る試験で、全国語学ビジネス観光教育協会が開催しています。現時点ではグランドスタッフ採用試験の応募条件には設定されていないものの、観光業界への就職に有利になる資格といわれています。

第二外国語の資格

外資系航空会社のグランドスタッフ採用においては、その国の言語スキルがあると有利になる場合があります。英語に加えて、韓国語・中国語・スペイン語といった第二外国語のスキルがあると、グランドスタッフになれる可能性がアップするでしょう。

グランドスタッフに役立つ航空系資格

次に、グランドスタッフとして現場で働く際に役立つ航空系資格についてご説明します。

アマデウスシステム検定

アマデウスとは、世界190ヶ国以上で使われている予約端末システム(GDS:Global Distribution System)の一つです。初級・中級・中級(AIR予約のみ)・中級(AIR予約+運賃)・上級の5レベルに分かれており、試験は実技+ペーパーテストでおこなわれます。現在航空会社で働いている人や航空会社勤務を目指す人はぜひ取得しておきたい資格です。

グランドスタッフのスキルに役立つ資格

グランドスタッフを目指す場合に取得しておきたい資格には、語学系や航空業・旅行業の資格だけでなく、スキルアップに役立てられる資格もあります。
以下で、グランドスタッフのスキルアップに役立つ資格について見ていきましょう。

サービス接遇検定

サービス接遇検定とは、実務技能検定協会が開催している検定試験です。実際にお客様に接する際の接遇マナーや立ち居振る舞いなどの知識・技能、さらにサービスマインドも問われる試験です。

検定には1級・準1級・2級・3級があり、2級・3級はマークシート方式の選択問題と記述問題、1級はすべて記述問題でおこなわれます(準1級の場合は「準1級面接試験」と「2級試験」の合格が必要です)。

筆記試験は、理論と実技の2つの領域からなっており、理論ではサービススタッフとしての資質や知識(専門・一般)、実技では対人技能・実務技能が問われます。

接客業において有利に働く資格なので、グランドスタッフを目指すならぜひ取得しておきたい資格といえるでしょう。

秘書検定

秘書検定は、基本的には企業秘書として働く際に必要な知識を問われる試験です。1級・準1級・2級・3級に分かれています。

試験は全級とも理論(秘書に必要とされる資質、職務知識・一般知識)と実技(マナー・接遇、技能)の2つの領域からなっています。グランドスタッフを目指す場合はもちろんのこと、社会に出る前にぜひ取得しておきたい資格です。

手話技能検定試験

手話技能検定試験は、ユニバーサルデザインの発想が広がるにつれてさらに重要視されるようになった資格試験です。航空業界でも近年ユニバーサルデザインに積極的に取り組んでいる企業が多く、実際にお客様と接するキャビンアテンダントやグランドスタッフには欠かさない資格となりつつあります。

試験は1級~7級(※準1級・準2級あり)に分かれており、1級・2級は実技試験、準1級・準2級と3~6級は筆記試験、7級は在宅試験でおこなわれます。

まとめ

空港で、テキパキと笑顔でお客様に接する姿に憧れて目指す人も多いグランドスタッフは、航空業界ではキャビンアテンダントと同じくらい人気の高い職種です。グランドスタッフになるためには、英語をはじめとした語学系資格や実務に役立つ航空券予約に関する資格はぜひ取得しておきたいものです。

それに加えて、現時点では採用条件に含まれていないもののサービス接遇検定や秘書検定、手話技能検定など実務でのスキルアップに役立つ資格も取得しておくことをおすすめします。